感嘆文について
英語の文法において、疑問文と感嘆文は同じwh-を使う。ただし、語順などのふるまいは当然違う。
(1)How old is he?
(2)How old he is!
一般に疑問文は(1)のように助動詞主語の倒置の語順になるが、感嘆文では(2)のように、平叙文と同じでSVの語順になっている。
しかし、有名な話だが、(3)のように疑問文は間接疑問文にするとSVの語順になる。
(3)I don't know how old he is.
実はあまり知られていないが、間接疑問文があるように、(4)のような間接感嘆文というのもある。なお、普通の感嘆文であればhowとwhatのみが使えるが、間接感嘆文ではそれ以外のwh-語も使えると言われている。
(4)It's amazing how rich he is.
さて、そうなると、見た目がぱっと見では間接疑問文と間接感嘆文では同じになってしまう。しかし、文法的には様々な観点でその二つは分けられる。
そのうちの一つが、veryによる修飾を受けられるかどうか。以下の例で分かるように、間接感嘆文のみveryによる修飾が可である。
(5)It’s amazing how very long he can stay under water.
(6)*I wonder how very long he can stay under water.
よって、どちらとも解釈できるような(7)の例も、veryを入れたら感嘆文の解釈のみになる。
(7)Fred knows how tall John is.
参考
桑原和生・松山哲也. 2001.『補文構造』